紅茶ができるまで(栽培)

実は、紅茶もウーロン茶も緑茶も、茶の木の葉っぱから作られるという点では同じです。

ですから、日本のお茶の葉から紅茶を作ることも理論的には可能です。

ただ、お茶の木と言ってもさまざまな品種があり、それぞれのお茶に適した品種があって、現代では様々な品種改良が行われています。

なので、それぞれのお茶にあった品種の木から茶葉を摘み、商品にするのが普通です。

茶の木には、大きく分けると、熱帯性の大きな葉の種類と温帯性の小さな葉の種類があります。

大きな葉の種類の代表はアッサム種で収穫量が多く、一方、小さな葉の種類の代表は中国種で耐寒性に優れているのが特徴と言えます。

茶の木は、多年生の常緑樹で、気温の高い地域では一年を通じて葉を収穫することができます。

放置すると非常に高い木になってしまうので、枝を切り落とすなどして、収穫しやすい高さを保ち、数十年は茶葉の生産を行います。

また、余談ですが、中国では、樹齢数百年といった樹から葉を収穫するものもあるそうです。
非常に神秘的ですね。

紅茶ができるまで(製法)

茶を作るには、摘んだ葉を揉んだあとに、湿度の高い場所で発酵をさせるのがスタンダードです。

この時に、葉の中の酵素を働かせて、カテキンを発酵させるかどうかで

  • 強発酵茶
  • 半発酵茶
  • 不発酵茶

の3つに分かれます。

ざっくり言うと、このうち強発酵茶と言われるものが「紅茶」になり、揉む前に釜で蒸す・炒るなどして発酵をさせない不発酵茶は「緑茶」、その中間が「ウーロン茶」になります。

紅茶の場合、この発酵をさせた後に、陰干しを行い揉み、葉汁を絞り出して空気に触れさせて、低温かつ高湿度下に1~2時間置くことで酸化発酵させます。

適度な発酵状態になったら、高温の熱風を当てて乾燥させることにより、いわゆる「荒茶」ができます。

この荒茶から茎や繊維質を取り除く精製作業をした後、大きさ別などにふるい分ける等級分け(グレーディングと言います)を行ってようやく「紅茶」という製品として出荷されます。

実に色々な工程を経て、我々の手元に届くのですね。

中でも、「発酵」工程を経ることにより、「紅茶」という製品になるということをぜひ知っておきましょう。

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