インドの茶葉(1)

セイロンと並んで世界屈指の紅茶の産出国でありますインドについて見ていきましょう。

インドの紅茶の生産量は世界第1位ですが、輸出量はスリランカに次いで2位となっています。

これはどういうことかと言いますと、自国消費がぼう大であるということに他なりません。

まさに、紅茶と共に生きる国インドというわけです。

輸出向けの紅茶の約半分を占めるのが、北東部で生産されるダージリン茶・アッサム茶、また南部のニルギリ茶であり、現代でも伝統的な製法にこだわって作られています。

ダージリン茶は、生産される時期によってファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナルと呼称が変わります。

香りや味など、それぞれに特徴があるのが魅力です。

アッサム茶は、まろやかでコクがあり、ミルクティーに最適と言われます。

オーソドックス製法によって生産されたリーフが醸し出すアッサムティーはコク・深みともに申し分なく、他の国の茶葉では出せない独特の個性と言われています。

インドの茶葉(2)

インドの茶葉をもう少し詳しく見てみましょう。

まずは、ダージリン・ファーストフラッシュについてです。

前頁でも少しご紹介しましたが、これは3月中旬~4月中旬に採れるいわゆる一番摘み茶のことです。

ファーストフラッシュの中でもシーズン初期のものは茶葉にまだカテキンの含有が少なく、通常の紅茶の製法では発酵が進みにくく、そのために鮮やかで特徴的な緑色をした葉です。

一般的には淡い色・味と甘い香りが特徴的と言われ、シーズン以降はだんだんと味が濃く乗ってくるようです。
品質の劣化が速くデリケートな茶葉と言えるでしょう。

続いて、ダージリン・セカンドフラッシュですが、これは、5~6月に入り気候が安定してくるシーズンに摘まれる茶葉です。
ファーストフラッシュと比べ、茶葉の色が茶褐色になり、味もしっかり乗った香ばしくさわやかな香りが楽しめます。

もう一つの産地、アッサムについてです。

BOPに特徴があり、セイロンのそれよりも大きめに仕上げられており、黒く固く詰まった茶葉が特徴的です。

土くさい香りと甘さは独特で、特にティーの色は赤褐色で非常に濃く、ミルクティーに最適と言えます。

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