葉のグレード(1)

先ほどグレーディングの話が出てきましたが、荒茶から葉を選別する作業=等級分けです。

グレードというと、葉の善し悪しの選別のように感じるかもしれませんが、紅茶の場合はそうではなく、グレーディングは単に茶葉の形状・大きさを選別しているに過ぎません。

しかも、国際的な統一基準は特になく、産地ごとに慣用的な呼び名をしているというだけのものです。

ですから、同じグレードでも、産地や製法によって大きく違いが見られるのが、紅茶の特徴的なところです。

基本的なグレードは

  • OP(オレンジペコー)…大きな葉
  • BOP(ブロークン・オレンジペコー)…やや小さい葉
  • F(ファニングス)…細かい葉
  • D(ダスト)…粉のような葉

の大きさごとに分けた4つです。

が、それ以外にも

  • G(ゴールデン、金色)
  • T(ティッピー、芯が多い)
  • F(フラワリー、花のような)
  • F(ファイン、よく撚れた)
  • S(スペシャル、すばらしい)

などの形容詞が慣用的に使われることがあります。

葉のグレード(2)

それでは、なぜ、紅茶の葉は「大きさ」でグレード分けされているのでしょうか。

それは、

  • 茶葉の大きさに合わせた用途に使い分ける
  • ブレンドする時にわかりやすくする
  • 抽出時間のばらつきを少なくする

という紅茶ならではの理由があります。

また、一概に

  • 大きい葉=高級品
  • 小さい葉=低級品

とは言えません。

質の高い荒茶からふるい分けられたグレードは、それぞれが高く評価されるものです。

例えば、ティーバッグに便利な細かい葉は、使い勝手がよいので、バッグに詰めやすいものから高値で取引されることもあります。

紅茶の品質の良し悪しは、見た目からはなかなか想像しにくいものです。
そのため、品質鑑定は必ず抽出液での審査が行われます。

いれてみないと分からないのが紅茶の特性でもあるわけです。

一般的には、大きい茶葉は抽出に時間がかかるのですが、雑味は少なく、小さい茶葉は早く抽出することができますが、粉っぽさやざらつきを感じやすいという傾向があると考えて下さい。

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