セイロンの茶葉(1)

紅茶の原産国として、もっとも有名なのがスリランカではないでしょうか。
いわゆるセイロンといわれる島国です。
まず、このセイロンについて見てみましょう。

このセイロンには、500以上もの農園があり、低地から高地まで、高品質の紅茶を生産していることで世界中から人気を博しています。

よく目にするのは、セイロンティーですが、これは、このセイロンの中の、ウバ・ディンブラ・ヌワラエリヤ・キャンディー・ルフナなどの産地のブレンドティーであることが多いです。

これら原産地の茶葉は、その原産地によって、それぞれの紅茶にはっきりした特徴を持たせます。

モンスーンといわれる季節風や気候条件、また地理的条件の違いなどが、紅茶の品質・特性にも大きな個性を生みだします。

特にセイロンの葉は、デリケートで突き詰めると非常に奥が深いと言われています。

次のページからはいくつかの原産地の茶葉をご紹介していきます。

もし、それぞれの茶葉を実際に目にする機会があったら、少しこだわりを持って見ていただければと思います。

セイロンの茶葉(2)

上に5か所ほど産地を挙げさせていただきましたが、大きく分けますと、特に島の中南部の山岳地帯を境に、東側は「ウバ茶」、西側は「ティンブラ茶」と言われています。

「ウバ茶」は、乾季である7~8月が最も良質の茶が生産される時期(クオリティシーズン)です。

主なグレードはFP・BOP・BOPFですが、圧倒的にBOPタイプが多くなっています。

メンソール系の鼻をつくような刺激的な香りとキレのある味は、非常に不思議な味わいと言われています。

ストレート向き、ミルクティー向きと種類も豊富で、世界中のバイヤーに人気を博しているのがこのウバ茶です。

さて、もう一つの「ティンブラ茶」ですが、こちらは2~3月がクオリティシーズンです。

このシーズンのBOPは、甘い香りと濃いオレンジ色、強いコクにまろやかな味が特徴的です。

その一方、FBOP(細かい茶葉)は発酵も軽く、やや黄色がかって、大変に独特の甘い香りがあり、収れん性のある渋味が特徴と言われ、ミルクティーにも最適と言われています。

このページの先頭へ